肉体としての死を迎えるとき、
「この死をもって、もう2度と生まれ変わらない」
つまりは、
「この世と呼ばれる幻想の世界を生み出さない」
と、誓った場合どうなるか。
つまりは、
「この世と呼ばれる幻想の世界を生み出さない」
と、誓った場合どうなるか。
死後、私の存在が幻想だったと気付き、ワンネスである、唯一の意識である宇宙そのものであると気付き、そのままでいたいとする。
2度と生まれ変わらないと、2度とわざわざ分離を味わうためにこの世を生み出して様々な問題を生み出して、その中に入り込み、ちっぽけな人間に生まれるなど、前の生で飽き飽きだから、と。
にもかかわらず、ワンネスはまた、懲りもせずこの世を生み出してしまうだろう。
喉元過ぎれば熱さを忘れるように、そしてどれほど出産で苦しんだ母親が、我が子の愛しさにそんな苦労など吹き飛んで、2人目を産むことを厭わなくなるように。
そしてなにより、永遠の平和はやはり、退屈で、だからこそまたこの世を生みだして、宇宙に蓄えられたこれまでの叡智を、あらゆるかつてこの世に生きた人々の記憶をベースに新たなキャラクターを無数に出現させて、遊びを続けていく。
2度と生まれ変わらないつもりだった魂の記憶を持って、地上に舞い戻ったかのように生まれる者もいるだろう。
けれど、それもまたこの世を複雑に、豊かな色合いにするための必要な要素で、そのキャラクターを引き受けた宇宙意識の一部もまた、それを分かっているはず。
分かっていなければ、やがてまたこの世を と呼ばれる場所にまできて、わざわざワンネスや宇宙の計画を覗き見しようとしているスピリチュアリズムのcheatに出会い、きっと折り合いをつけるだろう。
(宇宙存在Sからのメッセージ)