願望実現・成功法則の提唱者が早死するパラドックスについて

2014年6月29日日曜日

引き寄せ 願望実現 成功法則

古今東西の、潜在意識を活用した願望実現法や成功法則を唱えている著名な著者の中に、平均寿命より明らかに「早死」と呼べる、しかもがんなどの不治の病で亡くなっている方が意外に多いという話があります。

■あまちゆうと・・・ヒーラー 『人は生まれなおせる』 リンパ節癌 享年41歳
■斎藤澪奈子・・・『超一流主義』 アッパー/ローワー 乳癌 享年44歳
■池田晶子・・・『14歳からの哲学』 腎臓癌 享年46歳
■ジェームズ・アレン・・・英国の謎の哲学者『原因と結果の法則』 享年48歳
■山岸隆・・・パーフェクトハーモニー研鑽会 『超能力から能力へ』 大腸癌 享年51歳
■宮下富実夫・・・『癒しの音を求めて』 享年54歳
■保坂栄之介・・・レイキヒーラー 『あなたの願望は必ず実現できる』 癌 享年54歳
■津留晃一・・・『幸せテクニック』『多くの人がこの本で変わった』 癌 享年54歳
■宮崎雅敬・・・『気養生法』『万病の原因はウイルスだった』 享年52歳
■山田孝男・・・瞑想指導家 享年61歳
■今村 光一・・・『ガンは栄養療法で治る』『今の食生活では早死にする』 享年69歳
■クリストファー・ヒルズ博士・・・パイレイコファー(願望達成器)の発明者 癌 享年69歳
■石井普雄・・・ESP科学研究所 『最後の超念力』 癌 享年74歳

特に癌で亡くなられた人が多いですね。
二分化の罠?(煩悩くん フルスロットル)より 

健康法でも、ベジタリアンやマクロビオティックの提唱者や関係者の方々で比較的若いと呼べる年齢で亡くなっているケースが見受けられますが、潜在意識活用でも同じような現象が起きているのはなぜなのでしょうか?

■理由として考えられること

1.運命や宿命に逆らって「ポジティブ」ばかりを生み出した結果の「取り返し」に遭っている
2.彼らがこの世で負っている「使命」をさっさと果たしてワンネスに帰った

1.については、以下のような考察がされています。
自分の運命や宿命に逆らい、瞑想などで心を無理やり操作することで、この二分化する世界でポディティブな内容を繰り返し唱えることは、逆に相反するポジティブでないもの(=ネガティブ)を生み出してしまい、それが自らの内に蓄積されることで病が発症したのではないかという考え方です。
 後者の考え方と似たものに、美輪明宏氏の「正負の法則」がよく知られています。
「幸福ばかりの足し算の生活をしていると、やがて地球上の法則で恐ろしい引き算がどっと押し寄せてくる!健康法の本とか願望実現の指南本を書く著者は、病気(特に癌)で早死にしたり、素敵な恋人を得る本や幸せな結婚の秘訣本を書く人は、夫が愛人に子供を生ませて家を出たり、険悪になり離婚するという大変恐ろしい法則がある。」
つまり、常日頃からプラス面だけを強調したバランスを欠いた思考ばかりをしていると、それを思い知らされるような出来事が自らの身に降り掛かってくるという法則性があるというのです。
二分化の罠?(煩悩くん フルスロットル)より 

この、ある一方向にエネルギーが偏っているとき、バランスを取るためにもう片方に戻そうとする力が働くケースは、『リアリティ・トランサーフィン』の中で非常に詳しく語られています。

「過剰ポテンシャル」が生じると「平衡力」が働き、偏りを解消しようとする


トランサーフィンでは、強く繰り返し願望を願ったり重要視していると、それが過剰ポテンシャルとなってしまい、元の状態に戻ろうとする「平衡力」が発生し、やがて、その平衡力によって願望自体を打ち消すようなネガティブな出来事を引き寄せるといっています
力の働きが、これら健康法や願望実現法の提唱者やヒーラーといった方々の平均寿命に至らない死の原因となっている可能性は無視出来ません。

※『リアリティトランサーフィン』と関連の言葉については辞書に別途まとめています。

2.については、
彼らは生れる前に自らが決めてきた「天命」をこなし終え、もうこの世にすることが無くなった為に、天に帰ったという考え方
二分化の罠?(煩悩くん フルスロットル)より 


確かに、「私達は生まれてもいない、だから死なない」「死」も「生」も幻想だから、早死も長生きもどちらが良いというわけではない、の観点から言えば、優れた願望実現方法の提唱者とそのご本人の亡くなった年齢の間に因果関係はないわけです。(むしろ、早くやるべきことをやり終えて満足し、完全な幸せの在り処に帰ったのだからやはりそのメソッドは素晴らしい、ということに)

ただ、やはりどうしても引っかかるのは「がん」は2人に1人がかかる病気とはいえ、痛みや苦しみが強いイメージがあり、「願望実現のメソッドは試したい。でも、その代償的な早死は勘弁したい」と考えて、彼らの死のスピリチュアル、潜在意識的な本当の原因を知りたいなと思ってしまいます。