あっという間に生まれ変わった(1)

2016年7月5日火曜日

死後の世界 生まれる 前世 転生 輪廻転生

あっという間に生まれ変わった話。

4歳の男の子で、5歳を過ぎたらもう二度とその話はしなくなってしまった。

本人はすでに覚えていないけれど、母親が覚えていて教えてくれた、その男の子の前世の話。

「まえは、べつのママとパパのところにいたよ

ずっとあかちゃん まってたみたい

がんばってがんばってたんだよ

でもね ぼくじゃなくてよかったよ

おんなのこが いくって

げんきなこが」

さらにその男の子に聞いて前世らしき話を総合すると、その男の子は、ほんの数年前に生まれてすぐに心臓疾患で死んでしまった赤ん坊だったそうだ。

不妊治療の末に生まれたが、生まれつき、心臓疾患だけでなく、他にもいくつもの障害を持っていて、当時の両親は最先端の医療でなんとかその子を助けようとした。

でも、その子はもう一度、生まれ直そうか?と誰かと話して、そう決めてその短い生を終えて、すぐに別の両親の元に生まれた。

それが、今の両親。

神様なのか、誰なのか分からないが生死の境で、決断を促した存在がいたらしい。

男の子の代わりに、その両親の元には女の子がすぐに行ったというので、きっと今頃はその両親のところには、女の子が生まれて3歳くらいかもしれない。