グーグル、facebook・インテルなどIT系大企業で今また、禅・瞑想ブームが来ている

2014年6月11日水曜日

2014/6/12 追記

「インテル、入ってる」でもおなじみのインテル株式会社でも、ビジネスのパフォーマンスを上げるために「マインドフルネスプログラム」を導入したそうです。

インテル社は世界10万人の従業員に対し、9週間にわたる瞑想の基本的なトレーニングをベースとした、マインドフルネスプログラムの展開を決定した。

従業員に対して行ったパイロットプログラムのビフォア&アフターの調査結果を発表している。
10点満点自己評価で:
ストレス・切迫感 -2ポイント
幸福感 +3ポイント
新しいアイデア・気づき +2ポイント
心の明晰さ +2ポイント
クリエイティビティ +2ポイント
集中力 +2ポイント
人間関係 +2ポイント
エンゲージメント +2ポイント (=プロジェクト、チームワーク、ミーティングでの取り組みの深さ)

この結果をもって、インテルは「クリアな心に値段はつけられない」と、ROIの情報なしに世界10万人の従業員に対し、9週間のマインドフルネスプログラムを展開することを決定したのである。

インテル社が導入、「瞑想で業績を上げる」マインドフルネスプログラム


IT業界での瞑想ブームの火付け役は、appleのスティーブジョブズだと言われています。

彼の自叙伝の中で日本の僧侶、乙川弘文氏から禅を学び、瞑想を日課にしていたことが書かれていますが、実はジョブズの自伝発売より前の、2008年のリーマン・ショック後から、すでにアメリカの金融・コンサルティング業界を中心に、瞑想ブームが湧き起こっていたのだそうです。 

そういった土壌があって、2011年10月にジョブズの自伝が発売されてから、多くのビジネスマンがヨガスタジオに通い、あるいは禅、瞑想などの東洋の伝統をただ『神秘』としてファッションで楽しむのではなく、日常に、ビジネスに取り入れていったのだそうです。

そして、現在(2014年)では、googleやfacebookなど誰もが知る巨大IT企業を始めとして、シリコンバレーの企業が瞑想を、社員研修などにまで取り入れているのだそうです。

■社内カリキュラムとしての瞑想講座


「自己探索」と題された瞑想の講座は社内カリキュラムの一環で、 感情のコントロール方法を教え、仕事に役立てようというものだ。「頭を空っぽに」とメンが参加者に合図する。次は、失敗と成功についての瞑想だ(中略)これまで、のべ1,000人以上のグーグル社員が「自己探索」を受講してきた。

ツイッターやフェイスブックの創設者たちも瞑想の実践を取り入れ、オフィスで頻繁に瞑想セッションを行い、業務中でもマインドフルネスを高められるよう計らっている。13年2月にサンフランシスコで開かれたカンファレンス「ウィズダム2.0」には、リンクトイン、シスコ、フォードなど有名企業のトップら1,700人余りが集まった。

シリコンヴァレーが、いままた「禅」にハマる理由