日本では、自己卑下が美徳とされてきたけれど、近年は外国と同じように、卑下しない、自分の長所をアピールすることが良しとされるようになってきた
けれど、自己卑下は国民性や、そのほうが古い社会では生きやすいというだけではない
もっと、霊的な意味があった
大切な意味がある
この世には運気が確かに存在する
振り子のように、マイナスとプラスの間を行き来して
マイナス側でもプラス側でも
振り切れてしまえば、この世からも飛び出てしまう
運の悪い人は、生まれてこのかた、マイナスの領域の中で小刻みに揺れている
運の良い人はその逆
けれど、運が悪くても悪いなりに少しずつプラスのほうに振り子の動きを近づけていけばいい
怖いのは、運のすこぶる良い人が
運の良さに任せて、反対側にマイナスがあることを気にかけず
思いっきり、その幸運を誇り、幸せをみせびらかせば
妬み嫉み、怒りや憎しみの念を受けて
反動で一気にマイナスの側に振り子が触れて
振り子が振り切れてしまう
この世から飛び出てしまう
トップのその先は落ちるだけ
プラスの端まで振り子が振れて
振り切れなければその反動で、反対側へ
へりくだること、おかげさまでと頭をさげること、自分を低く見せること
命を守るためでもあるやだ