来世の夢

2015年9月24日木曜日

過去と現在と未来は

同時に存在している

時間は幻想

全ては同時に起きている

前世の夢?
夢じゃないかもしれない

夢を見たと思っていた間

現在の自分と同時にあるけれど
普段は感知できない世界を
本当に見てきたのかも
そこで、その間生きていたのかも

同じように
現在でも過去でもない

不思議な世界を夢で観る人がときどきいる

この世界の続きのようで
自分は自分だけれど別の名前、別の顔

親しく、昔から知っているようで
この世界では、今世では見たことのない人達

夢の中で、気付くこともある

ああ、私は

この人生を終えたあとで

いつか、こんな人生を生きるんだろう

見終えたあと、寂しさと不安が残る

ある人が見た夢では

日本は衰退していて
街の景色は今とあまり変わらないけれど

寂れた、かつての池袋で

大きな木の上に自治政府のような
ヒッピーのような人達が住んでいた

空を飛ぶ車はなかった
貧乏だったから
高速道路もなかった
作れないから

よく言えば自然との共生
街中で、野草や自然になった果物をとっていた

諦めて生きる人々
ただ、目的もなく生き長らえることを願って

その中に自分もいた

目覚めたあと、いつかああやってまた、この世に生まれるとしたら

今世を最期にできないのは悲しい
解脱して、悟りを得て

全てが幻想だと、夢だと気付いても

目覚めた状態にいづれは飽きてまた

この、くだらない、虚しい夢を新たに見るのかと

だとすれば、悟ろうとしていたあの努力はなんだったのかと