日本にユリシスはいないけれど『青い蝶』は人を導く
数年前か、もっと前から『幸運を運ぶ蝶』『神の使い』などとして、青い蝶『ユリシス』の名前をスピリチュアル界隈で聞くことが増えた。ユリシスの待受画像、などはたくさん出回っている。主に、出会い運に効くのだとか。
ユリシスはオーストラリアやニューギニアに生息していて、日本では生息していない。
日本で、都市部でもよく見かける青い蝶は
『アオスジアゲハ』というそう。
※public domain
このアオスジアゲハは決して珍しくないので見かけてもなんとも思わない人の方が多いようだ。でも、日本のスピリチュアル界隈とは関係のない一般の人たちが、日本で見たこのアオスジアゲハが幸運の前兆だった、道に迷っていたらこの「青い蝶」が現れて導いてくれた、などをこの数年で実は何度か耳にした。
個人的な体験
私自身も、実は土地勘のない地方の神社を訪れたときに、もともと方向音痴なこともあるけれどすっかり迷ってしまい、その神社は「呼ばれないと行けない」と評判の神社だったので、わざわざ新幹線に乗っていったものの「呼ばれていなかったのか」と諦めて帰ろうとしていた。スマホのMAPを見てもMAPの東西南北と現在地の東西南北が一致せず、目印になる建物などもなかった。
そのため、それまで「この方向に神社がある」と思っていた方角に背中を向けて歩き出したとき、街路樹の下草のあたりからこの青い蝶が現れて、私の周りを一周してから、それまで向かっていたのとは異なる方向に飛んでいった。何か気になったので、蝶を追いかけてその道を歩いていくと、蝶はしばらくして民家の花壇に落ち着いてしまった。
そこで、周囲を見渡すと、その民家と隣の民家の間に細い道があり、その先に神社への道標があった。あとはその道標に従って、無事に神社に辿り着けた。
その話を友人達にしたところ、「実は私も」と、似たような経験をいくつも聞けた。いずれも「青い蝶」で、画像を見せたら「そうそう、この蝶」とのこと。
日本では珍しくない『アオスジアゲハ』だけど、これからは、見つけたら「幸運の蝶だ!」と意識してみたいと思う。ポジティブなジンクスはいくつあってもかまわない。