未来の夢か異世界か

2015年11月19日木曜日

異世界 輪廻 瞑想

肉体はもう持っていなかった
意識体として広大な宇宙空間に

ただ、収縮したエネルギーを引き止める引力のようなものの存在する星で

人間でいえばテレパシーにあたる
別の意識体との交流はあった

いや、別の意識体ではなく

自分だと認識している意識体の延長にあり、本来は同一の意識体

一つのデータを分割して、ネットワークで繋がった無数のコンピューターに置いてあり

一台のコンピューターからその全てにアクセス可能で、そのコンピューターも他のコンピューターからアクセス可能、に近い感覚


かつて、肉体と呼ばれる小さな牢獄に押し込められていた記憶がある

ネットワークから分断され
無限の情報から切り離され
肉体の中に持ち込めたデータのみで試行錯誤していた

あれは何だったのだろう?
しかも、その意識体を分断し押し込める牢獄のメンテナンスに大変な労力を割いていた


牢獄を出て自由に無限に
意識体としてまた、源と繋がる

肉体の中に入り、分断されてこれだけが「自分」と認識していたものが
海にコップの水を注いで
コップの水がもはや海になってしまい
どこまでがコップの水だったかなど、さっぱり分からないように

自分、というものがさっぱり分からなくなってしまう

広大な宇宙で無限のデータと一つになって、今度は分断を試みる

試みているのは誰だろう?分からない